「副業」と「複業」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「副業」と「複業」の違いとは?言葉の違い【3語】

「副業」「複業」はいずれも「ふくぎょう」と読む熟語ですが、意味の違いはあるのでしょうか。

この記事では、「副業」「複業」の違いを分かりやすく説明していきます。

「副業」とは?

「副業」「本業とは別におこなう仕事」を意味し、「副職」と呼ばれることもあります。

漢字の「副」には「主となるものに付き添う」「付け加える」「控え」といった意味が含まれ、「業」には「仕事」「なりわい」「技芸」「学問」などの意味があります。


「複業」とは?

「複業」「複数の仕事を本業として持つこと」を意味する言葉です。

「複」「2つ以上のものがかさなる」「同じ事柄をかさねておこなう」などを表し、「業」「なりわい」「仕事」「技芸」といった意を示します。


「副業」と「複業」の違い

「副業」「複業」「仕事」に関連する意味を持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。

「副業」「本業とは別におこなう仕事」を意味し、主に「本業の傍らで副次的に行う仕事」「副収入を得るために従事する仕事」のことを指します。

2018年に厚生労働省によって「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が作成され、「モデル就業規則」から副業禁止規定が削除されたことで「副業」に対する注目が高まりました。

「副職」「サイドビジネス」などと呼ばれることもあり、アルバイトや在宅ワーク、内職といった雇用形態があるとされています。

一方、「複職」「複数の仕事を本業として営むこと」を意味します。

本業の片手間で従事するのではなく、複数の職を「それぞれ本業として営む」という意味合いがあります。

「パラレルワーク」「パラレルキャリア」とも呼ばれ、自由な働き方を求めたり、スキルアップを目指したりすることを目的におこなう人が多いようです。

まとめ

「副業」「本業とは別にサブ的におこなう仕事」を示し、「副業」「複数の仕事を生業として営むこと」を示します。

両者の意味合いの違いを理解して、状況に応じて使い分けましょう。

ぜひビジネスに関係する言葉の違いを知る参考にしてください。