この記事では、「ヤマゴボウ」と「山ぶどう」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ヤマゴボウ」とは?
温暖なインドで栽培されている顕花植物でナデシコ目の「ヤマゴボウ」は中国や日本といったアジアで食べられている根野菜です。
120種もあり、細長く地面奥に伸びて成長し、掘り起こして抜くといった作業を経て地上に出します。
掘り起こした後は土が付いたままで店頭に並べるか、洗って袋に入れてから販売するわけです。
食物繊維が多く含まれているところが健康志向の欧州人が料理に選びます。
「山ぶどう」とは?
古事記にも記載されているほど古くから日本人の栄養源として食べられていたのが「山ぶどう」【やまぶどう】です。
外国語では“Vitis coignetiae”と書き、「日本山ぶどう」と読みます。
滋養があるこのぶどうは本土をはじめ北海道でも採られていて、野生動物や人間の貴重な食べ物として親しまれてきました。
1粒あたりの大きさは8mmしかなく、実が大きくなるまでには6年もの月日がかかるのです。
「ヤマゴボウ」と「山ぶどう」の違い
ここでは「ヤマゴボウ」と「山ぶどう」の違いを、分かりやすく解説します。
気温が常に高いベトナムや、標高が高い山が聳えるヒマラヤといった場所でも食べられている「ヤマゴボウ」はアフリカ南部でも栽培されるほど暑さに強い根野菜です。
4月から10月の成長を経て、収穫するこのごぼうを発見したウィリアムロクスバラが1800年代に多くの人にその美味しさと栄養価の高い野菜であることを広めました。
もう一方の「山ぶどう」はブルーベリーに色や形がそっくりで山になる葡萄であり、過酷な野生の中で育つ日本固有の果物です。
「ヤマゴボウ」は土の中で成長しますが、「山ぶどう」は雄雌がある樹になる果実で、果実は6年の歳月を掛けて成長します。
日本特有の果物であり、日本人が古くから食べてきた食材です。
まとめ
日本人に食べられているごぼうとぶどうを取り上げました。
ただ、食べられている国や見た目、味といったところが異なるので、資料や実際に食べてみるのもいい比較方法になるでしょう。