「証」と「状」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「証」と「状」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「証」「状」の違いを分かりやすく説明していきます。

「証」とは?

「証」とは何らかの事実を明らかにすることや明らかだと示すものです。

こういう許可を出しましたよという内容が書かれた文書もありますが、全部が全部書類とは限りません。

自動車の運転を許可が降りている証である免許証はカードですし、警察官の階級を示す証である記章はバッジです。

何かについてそれは確かな事実だと示すために用意され、そうだとわかりやすくするためのものが証と言えます。


「状」とは?

「状」とは事の成り行きや事態を書いた文書や手紙です。

元々は事の成り行きを表す言葉でしたが、それから転じて誰かにそういった成り行きを伝えるために書かれた書類や文書を指すようになりました。

そのため感謝状や表彰状などの状とついているものは、何についての事かを書かれた文書の形になっています。

逆に言えば文書など書類以外の形でなにかを証明するものは状とは呼ばれません。


「証」と「状」の違い

「証」「状」の違いを、分かりやすく解説します。

なにかの事実を明らかだと示す物が「証」で、事の成り行きを書いた文書が「状」です。

「証」は文書ということもありますが文書以外のものも含むのに対し、「状」は文書だけを指し文書以外のものは含みません。

また「証」はこういう許可や認可が下りたなどの結果だけを証明するものですが、「状」の場合は結果だけでなく、こういう事があったのでそれを認めこの文書を贈りますというように、その原因も書かれ証明されることもしばしばあります。

まとめ

簡単に言えばなにかを明らかにするものが「証」であり、なにかを明らかにする文章が書かれた文書が「状」です。

「証」は文書以外にも様々なものがありますし、知らない人には何を明らかにしているものかわからないものもありますが、「状」は物としては文書だけに限られるものの文章によって明らかにしているので誰にでもわかります。