「ネクター」と「ネクタリン」は表記や読み方が似ている言葉ですが、意味の違いはあるのでしょうか。
この記事では、「ネクター」と「ネクタリン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ネクター」とは?
「ネクター」は「ギリシャ神話において、神々が飲む不老不死の赤い酒」を意味する言葉です。
また、「ネクター」は上記の意味を語源に名付けられた「果実のピューレを使った濃厚なジュース」という意味も持っています。
「ネクタリン」とは?
「ネクタリン」は「バラ科の落葉果樹」を意味し、「桃の一種」であることから「アブラモモ」や「ズバイモモ」「ツバキモモ」などと呼ばれています。
果実を食用としますが、通常の桃のように細毛が生えていないのが特徴です。
「ネクター」と「ネクタリン」の違い
「ネクター」も「ネクタリン」も「果実」に関する意味を含む点は共通していますが、次のような違いがあります。
「ネクター」は「果実飲料の一種」で、果実をすりつぶして裏ごししたものを主原料とし、甘くドロッとした濃厚なジュースを意味します。
「ネクター」には、モモやオレンジ、アンズ、セイヨウナシといったフルーツが用いられています。
「ネクター」はそのまま飲むだけでなく、カレーなど料理の隠し味として使われる場合もあります。
また、「ネクター」には「ギリシャ神話の中で神々が飲む不老不死の赤い酒」という意味もあり、果実飲料としての「ネクター」の名前の由来になったともいわれています。
一方、「ネクタリン」は「バラ科の落葉果樹」を意味します。
桃の一種ですが、一般的な桃のように果実の表面に細毛がなく、光沢があるのが特徴です。
「ネクタリン」は果実をそのまま食べるほか、ケーキやタルト、果実酒やジャムなどにも使われています。
まとめ
「ネクター」は「ギリシャ神話において神々が飲む不老不死の赤い酒」「果実飲料の一種」を示し、「ネクタリン」は「バラ科の落葉果樹で、果実に細毛が生えていない桃」を示します。
双方の意味や特徴の違いを知って、日常の食生活に取り入れてみてください。