この記事では、「要支援」と「要介護」の違いを分かりやすく説明していきます。
「要支援」とは?
「要支援」とは日常生活においてある程度基本的な動作はできるけれど、負担の多い動作に関しては手助けを必要とする状態です。
食事や排泄や入浴は一応自力でできることと、それ以外の日常生活動作には困難で自分だけではできないことがあるという人を指します。
一応生活はできるけれど手助けがないと日常生活の中にも不可能な事があったり、更に悪化したら自力の日常生活も不可能になるため悪化しないよう手助けが必要と認定された状態を指す言葉です。
「要介護」とは?
「要介護」とは日常生活で常に手助けを必要とする状態やそういった状態の人です。
食事や排泄や入浴などが自分でできない等の生活能力についてで認定されることもあれば、老衰や事故などで身体機能が低下しすぎた人や、認知や精神の面で生活が難しいという人も含みます。
一番軽い段階であれば日常生活の基本的動作を多少の手助けがあれば自分で行える人もいますが、食事や排泄などの基本動作の一つでも自力でできない人は要介護です。
「要支援」と「要介護」の違い
「要支援」と「要介護」の違いを、分かりやすく解説します。
日常生活で基本的な動作はできるけれど一部手助けが必要な状態が「要支援」で、日常生活の基本的な動作にも手助けが必要な状態が「要介護」です。
「要支援」の内は常に手助けが必要なわけではありませんが、「要介護」となると食事のような生命維持や入浴排泄のような自分の衛生管理にも自力ではできないので、常に手助けが必要になります。
まとめ
ざっくりと言ってしまえば、日常生活で複雑なことには手助けが必要なら「要支援」、日常生活の基本的なことから手助けが必要なら「要介護」です。
また「要支援」は「要介護」の前段階的にみなされることも多く、将来的に要介護になりかねない人に対してそれを予防するという手助けも要支援に含まれます。
