「剣」と「つるぎ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「剣」と「つるぎ」の違いとは?言葉の違い【3語】

この記事では、「剣」「つるぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「剣」とは?

刀剣の総称を意味する言葉です。

「剣」には、後述する「つるぎ」の他に、太刀、銃剣など、さまざまなものが存在すると言えます。

太刀は、刀を使う武術を指します。

剣術や剣道などがこれに該当します。

次に、銃剣は、小銃の先につける短い刀のことです。

「剣」はもともと両刃の刀を指していましたが、現在は片刃の太刀も含めて刀剣の総称として使用されます。


「つるぎ」とは?

刀身の両側に刃のついた刀を意味する言葉です。

「つるぎ」は諸刃(もろは)の刀とも呼ばれます。

また、片刃の太刀を含めて、刀剣の総称としても用いられます。

「つるぎ」という言葉は、役に立つものである一方で、害を与えることもあるという意味を持ちます。

ことわざとしては、諸刃の剣という言葉が広く知られています。


「剣」と「つるぎ」の違い

「剣」「つるぎ」の違いを、分かりやすく解説します。

「剣」は、刀剣類全般を表現する際に使用する言葉です。

英語の「sword」と同じ意味をもちます。

「剣」は、かつての日本社会においては、武士たちが日常的に戦いに臨むために携帯していましたが、今日ではあくまで展示される目的が多く、手に取る機会はほとんどないと考えられます。

その一方で、「つるぎ」は、刀剣類のうち、両刃で反りがないものを表現する際に使用する言葉です。

古代の日本においても、広く使用されていました。

このように、「剣」は刀剣全般を指し、「つるぎ」は両刃の刀を指すと考えられます。

まとめ

「剣」「つるぎ」は、どちらも刀剣に関連したものを意味する言葉ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。

「剣」は、刀剣類全般を表現する言葉です。

その一方で、「つるぎ」は、刀剣類のうち、両刃で反りがないものを表現する言葉です。

このように、「剣」「つるぎ」は、共に刀剣に関連していますが、異なるものなので、文脈に合わせて使い分けるようにしましょう。