この記事では、「覚える」と「覚込む」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「覚える」とは?
やり方の順序を学び、しっかり頭に記憶することを「覚える」【おぼえる】といいます。
家具の組み立ての順序を説明書見て記憶すればいちいちやり方を見なくても効率良くできるようになるのです。
また、料理の作り方を1からすべて学べばてきぱき短時間で作れます。
他にもお腹が空いたときは「空腹を覚える」といって食べたい衝動を伝えるのです。
「覚込む」とは?
しっかり身に付けたいことを何度もやって叩き込むことを「覚込む」【おぼえこむ】といいます。
覚えた内容を忘れないように何度も練習しては手の動きや表情を完璧に表現できるようにするのです。
また、これから受験やテストを受ける前には漢字から数字、言葉の意味にいたるまで完璧に覚えるために教科書や資料に目を通して頭に叩き込みます。
「覚える」と「覚込む」の違い
ここでは「覚える」と「覚込む」の違いを、分かりやすく解説します。
順序や台詞を記憶する行為を「覚える」といいます。
他には「台湾の言葉を完璧に覚えるのは難しい」といっていかに大変かと伝えるのです。
もう一方の「覚込む」は知識をしっかり頭の中に入れて記憶する行為を指します。
それだけ重要な場面で使う知識を間違えず覚えたいと思う状況で使う言葉なのです。
主に、踊りを何度も練習したり、計算を何度も繰り返して記憶します。
「覚える」とは?
・『新しい新居から塾へ行くまでの道順を何度も歩いて覚える』
・『細かい刺繍が施された帯の修復方法を覚えるのは難しい』
「覚込む」とは?
・『祭を盛り上げるには参加する者が踊りを完璧に覚込む』
・『主人公の代役は演技と台詞をすべて完璧に覚込む』
まとめ
「覚」を使ってはいますが、「覚込む」にはまた違った意味が含まれています。
どのような場面でどう使うかに目を向けて、使い分けてみましょう。