この記事では、「織り込む」と「繰り込む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「織り込む」とは?
地色と違う色の糸や模様を入れて織ることを表す言葉です。
また、一つの物事の中に他の物事を含み込ませることや組み入れることも意味します。
また、「織り込む」は、機で縦糸と横糸を組み合わせて布地を作るという意味の「織」という字から来ています。
「繰り込む」とは?
大勢で揃って特定の場所に入っていくことを表す言葉です。
また、一部として取り入れることも意味します。
「繰り込む」は、外に出してある物を取って中に入れるという意味から来ています。
「織り込む」と「繰り込む」の違い
「織り込む」と「繰り込む」の違いを、分かりやすく解説します。
「織り込む」と「繰り込む」の違いは、表す動作の内容が異なることです。
「織り込む」は、地色と違う色の糸や模様を入れて織ることや、一つの物事の中に他の物事を含み込ませることを表しますが、「繰り込む」は、大勢で揃って特定の場所に入っていくことや、一部として取り入れることを表します。
また、「織り込む」は、慣用句として他の意味合いも表すことがありますが、「繰り込む」は、特定の動作のみを表すことが多いと考えられます。
「織り込む」の例文
・『金髪の髪色の中に、ピンク色を織り込むことにした』
・『こうなることも全て織り込み済みで、私はこの会社に転職した』
「繰り込む」の例文
・『不良たちは、大勢引き連れて敵陣へ繰り込んだ』
・『警察が犯人グループが潜むアジトへ、繰り込むことになった』
まとめ
「織り込む」と「繰り込む」は、似たような意味の言葉ですが、ニュアンスや使い方が異なります。
「織り込む」とは、地色と違う色の糸や模様を入れて織ることです。
一つの物事の中に他の物事を含み込ませるという意味もあります。
その一方で、「繰り込む」とは、大勢で揃って特定の場所に入っていくことです。
一部として取り入れるという意味もあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。