この記事では、「緩む」と「和らぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「緩む」とは?
主に「張り詰めたものがゆるむ」という意味で使われる言葉を指します。
「緩む」は自動詞として使われますが、他動詞として「緩める」という形で使うことも可能です。
また、「緩む」には、程度が下がるというニュアンスが含まれています。
「和らぐ」とは?
主に「激しいものが穏やかになる」という意味で使われる言葉を指します。
「和らぐ」は自動詞として使われますが、他動詞として「和らげる」という形で使うことも可能です。
また、「和らぐ」には、穏やかになるというニュアンスが含まれています。
「緩む」と「和らぐ」の違い
「緩む」と「和らぐ」の違いを、分かりやすく解説します。
「緩む」と「和らぐ」は似た意味を持つ動詞ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「緩む」は、締め付けられていたものがゆるくなることや、緊張がほぐれることを表します。
その一方で、「和らぐ」は、程度のはなはだしかったものがおだやかになることや、堅苦しさやとげとげしさがなくなることを表します。
「緩む」の例文
・『彼女はいつ会っても朗らかな雰囲気なので、思わず気が緩む』
・『今後は警察の取り締まりが緩むようだ』
「和らぐ」の例文
・『夏を越えたことによって、暑さが和らぐ』
・『彼が笑わせてくれるので、悲しみが和らいだ』
まとめ
「緩む」と「和らぐ」という言葉は、似たような意味を持っていますが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「緩む」は、強く結ばれたり、引っ張られたり、圧迫されたりしていたものが、その力が弱まることを表します。
その一方で、「和らぐ」は、激しいものや苦しいものが、穏やかになることを表します。
つまり、「緩む」は、物理的な力や状態の変化に使われることが多く、「和らぐ」は、感覚や感情の変化に使われることが多いと言えます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。