「昔ながら」と「古くからある」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「昔ながら」と「古くからある」の違いとは?違い

この記事では、「昔ながら」「古くからある」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「昔ながら」とは?

昔の良さを残しつつ現代まで受け継いできたものを「昔ながら」【むかしながら】といいます。

「昔ながらの技法を守り続ける」というように、何十年も受け継いできた作り方を変わらぬままに表しては物作りするのです。

使い方としては、「昔ながらの味」というように余計なものを入れず、素朴な味が楽しめる飴や和菓子によく使われている文句になります。


「古くからある」とは?

何百年、何千年とかなり前からずっと現存するものを「古くからある」【ふるくからある】といいます。

例えば、「この書物は古くからある」というように、その時代に作られてからずっと変わらず保存してある物を指すのです。

また、「そんなに古くからある壷だったのか」と驚きを伝えるために使われています。

このように、相手にどれだけ古く、価値がある物か伝える際に使うのです。


「昔ながら」と「古くからある」の違い

ここでは「昔ながら」「古くからある」の違いを、分かりやすく解説します。

余計な味はせず、素材の旨味を活かした美味しさが楽しめる食品によく使われているのが「昔ながら」です。

「昔ながらの製法を守る」といえば、変わらぬ作り方を指すのです。

もう一方の「古くからある」はかなり前に作られて、現存する希少価値が高い物や、骨董品によく使われています。

「昔ながら」は誕生した当初より変わらぬ味や形を守り抜く商品によく使われていて、「古くからある」は長く物の良さが変わらぬまま残っていると伝わるのです。

「昔ながら」の例文

・『昔ながらの技法で作り上げたのど飴は舐めやすい』
・『この村には、昔ながらの茅葺屋根の家が立ち並ぶ』

「古くからある」の例文

・『あの水車はこの地域に古くからあり、今でも使われている』
・『古くからある蕎麦畑が、今では観光の名所として人気を集める』

まとめ

「昔」「古く」の違いはありますが、いまだに続く物や場所を指す言葉です。

どのような物にどう使うか資料や画像を見て、使い分けてみましょう。

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