この記事では、「揶揄」と「軽べつ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「揶揄」とは?
冗談や皮肉で相手を、からかうこと、なぶることです。
相手の欠点や失敗を取り上げて、嘲笑したり、批判したりすることも含まれます。
また、「揶揄」は、相手に対して嫌な感情や憎悪の気持ちや楽しむという気持ちも含まれています。
相手に直接的に言ったり、行動で示したりして、相手に気づかれることが多いと考えられます。
「軽べつ」とは?
相手の価値や能力を低く見ること、見下すことです。
相手に対して尊敬や敬意を払わないことも含まれます。
また、「軽べつ」は、相手に対して軽蔑や嫌悪の気持ちしかなく、相手に言わなくても、心の中で思ったり、態度で示したりすることが多いと考えられます。
「揶揄」と「軽べつ」の違い
「揶揄」と「軽べつ」の違いを、分かりやすく解説します。
「揶揄」は、相手を、からかったり、皮肉ったりすることで、相手を困らせたり、怒らせたりすることです。
相手に対して悪意や嫌悪の気持ちがある場合も挙げられますが、必ずしもそうではありません。
楽しむためにする場合もあります。
その一方で、「軽べつ」は、相手の価値や能力を低く見たり、見下したりすることで、相手を侮辱したり、傷つけたりすることです。
相手に対して尊敬や敬意を払わないことです。
相手に対して悪意や嫌悪の気持ちがある場合が多いと考えられます。
「揶揄」の例文
・『彼女は彼のファッションセンスを揶揄し、一言「ダサい」と切り捨てた』
・『彼はいつも周りの人の失敗を揶揄するので、社内では大いに嫌われている』
「軽べつ」の例文
・『彼は浮気ばかりするので、彼女は軽べつし、別れを切り出すに至った』
・『彼は彼女の趣味を軽べつしたので、彼女の気持ちはひどく傷ついた』
まとめ
「揶揄」と「軽べつ」は、どちらも相手を見下したり馬鹿にしたりする言葉ですが、ニュアンスが異なります。
「揶揄」は、冗談や皮肉で相手を、からかうことを意味します。
その一方で、「軽べつ」は、相手の価値や能力を低く見積もることを意味します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。