この記事では、「手芸」と「手細工」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手芸」とは?
手先を特に使ってする技芸のことで、刺繍や編み物、染色やレースなど、衣服や室内装飾品などの装飾品を製作する行為や作品を指します。
手芸は、人類の日常生活の必要性から自然発生的におこったもので、衣服の補強や修理に端を発し、動物や魚類の骨を針として用いたり、布の両端を縫い合わせたり、2枚に重ねたりすることから始まりました。
日本では、明治時代に学校教育に取り入れられ、女性の役割や趣味として発展しました。
「手細工」とは?
手作業によって細かく加工したり、細かい部品を組み合わせたりして作る工芸品のことで、竹細工や木の実細工、紙細工やビーズ細工などがあります。
手細工は、手芸と同様に人類の生活の必要性から生まれたもので、素材や道具の利用方法によって様々な形や機能を持ちます。
日本では、古くから伝統的な手細工があり、祭りや行事などで使われたり、観光や贈答品として販売されたりしています。
「手芸」と「手細工」の違い
「手芸」と「手細工」の違いを、分かりやすく解説します。
手芸は、衣服や室内装飾品などの装飾品を製作する技芸です。
その一方で、手細工は、細かい部品を組み合わせて作る工芸品です。
両者は、手作業によって作られるという点では共通していますが、目的や素材、技法などによって異なります。
「手芸」の例文
・『彼女は手芸が得意なので、さまざまな手芸品を作っています』
・『あの手芸店には、さまざまなアイテムが販売されている』
「手細工」の例文
・『子供たちは、紙で手細工して、沢山の飾りを作りました』
・『彼女は、木の実や竹で手細工して、動物の置物を作りました』
まとめ
糸や布などを使って、刺繍や編み物などの装飾的な技芸することです。
その一方で、手細工とは、細かい物を手で作ることです。
手芸と手細工は似ていますが、手芸は糸や布などを使って装飾的なものを作ることが多く、手細工は紙や木などを使って実用的なものを作ることが多いという違いがあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。