「各種」と「さまざま」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「各種」と「さまざま」の違いとは?違い

この記事では、「各種」「さまざま」の違いを分かりやすく説明していきます。

「各種」とは?

種類が多くあることです。

「各」「それぞれ」「種」「分類」を意味します。

「各種」は、具体的な物や事柄に対して使います。

「各種」の類語は「色々」「種種」「多種」などです。

「色々」は抽象的なものにも使えますが、「各種」は具体的なものに使います。

「種種」は具体的なことにも、抽象的なものにも使えます。

「多種」は抽象的なものに使う場合が多いと考えられます。


「さまざま」とは?

それぞれ様子が異なることです。

「さま」「ありさま、かたち」を意味します。

「さまざま」は、種類が多いことだけでなく、それぞれのものが違っていることを表します。

「さまざま」の類語は「いろいろ」「多様」「種々」などです。

「いろいろ」は話し言葉で使うことが多く、「さまざま」は書き言葉で使い、「多様」は抽象的なものに使う場合が多いと考えられます。

「種々」は具体的なことにも、抽象的なものにも使えます。


「各種」と「さまざま」の違い

「各種」「さまざま」の違いを、分かりやすく解説します。

「各種」「さまざま」はどちらも「種類が多いこと」を表す言葉ですが、使い分け方があります。

「各種」は具体的な物に使い、「さまざま」は抽象的な事柄に使います。

「各種」の例文

・『各種のスポーツを楽しめる施設があります』
・『各種の資格を取得するのはとても難しい』

「さまざま」の例文

・『さまざまな問題に対処するのは難しい』
・『さまざまな人と出会うのは楽しい』

まとめ

「各種」「さまざま」は似た意味の言葉ですが、使い分けがあります。

「各種」「いろいろな種類」という意味で、種類の数や範囲に重点を置きます。

主に名詞の前に置いて使います。

その一方で、「さまざま」「おのおの異なっているさま」という意味で、種類の違いや多様性に重点を置きます。

主に形容動詞として使います。

それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。

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