この記事では、「入れ物」と「容れ物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「入れ物」とは?
物を入れるための器物のことです。
意味は広く、どんな形や材質のものでも「入れ物」と呼べます。
例えば、紙袋やプラスチックの箱、ガラスの瓶、金属の缶などはすべて「入れ物」です。
また、「入れ物」は中身によって変わることもあります。
例えば、お茶を入れるときは「茶碗」と呼びますが、お茶を入れないときは「入れ物」と呼べます。
「容れ物」とは?
物を入れるために特に作られた容器のことです。
意味は狭く、中身となる物に合わせて形や大きさが決まっているものが「容れ物」と呼ばれます。
例えば、水筒や弁当箱、花瓶、ティーポットなどは「容れ物」です。
また、「容れ物」は中身に関係なく、常に「容れ物」と呼びます。
例えば、水筒にお茶を入れても、水筒は「容れ物」のままです。
「入れ物」と「容れ物」の違い
「入れ物」と「容れ物」の違いを、分かりやすく解説します。
「入れ物」と「容れ物」は、どちらも物を入れる器物のことを言いますが、ニュアンスが異なります。
一般的に、「入れ物」のほうがよく使われます。
こちらのほうが、意味が広いからだと考えられます。
何を入れても良く、どんな入れ物でもかまいません。
「容れ物」は、具体的な容器のことを指します。
一時的にちょっと何かを入れておく、というような場合には使わないと考えられます。
「入れ物」の例文
・『この入れ物は何に使うのですか?』
・『この入れ物にお菓子を入れてください』
「容れ物」の例文
・『彼は容れ物の中身をこぼしてしまった』
・『この容れ物はお茶を入れるのに適しています』
まとめ
「入れ物」と「容れ物」は、類義語として使われることもありますが、ニュアンスに違いがあります。
「入れ物」とは、物を入れるための器物のことで、意味が広い言葉です。
その一方で、「容れ物」とは、具体的な容器のことで、中身となる物に合わせて作られているものが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。