この記事では、「いつも通り」と「何時ものごとく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いつも通り」とは?
副詞で、ふだんと同じ状態や方法であることを表します。
例えば、「いつも通りに朝食を食べた」や「いつも通りに仕事をした」というように使います。
この言葉には、それまでと変わらないというニュアンスがあります。
同じ意味の言い換えとしては、「いつものように」や「通常通り」などがあります。
「何時ものごとく」とは?
副詞で、いつもと同じようにあることを表します。
例えば、「何時ものごとくに笑った」や「何時ものごとくに眠った」というように使います。
この言葉には、いつものことだというニュアンスがあります。
同じ意味の言い換えとしては、「あい変わらず」や「相変わらず」などがあります。
「いつも通り」と「何時ものごとく」の違い
「いつも通り」と「何時ものごとく」の違いを、分かりやすく解説します。
「いつも通り」と「何時ものごとく」の違いは、微妙ですが、前者は状態や方法に焦点を当てているのに対し、後者は事象や動作に焦点を当てているという点です。
また、前者は変化がないことを強調しているのに対し、後者はいつものことだということを示しているという点です。
したがって、文脈によっては、使い分ける必要があります。
「いつも通り」の例文
・『今日もいつも通り早起きして散歩に出かけた』
・『彼はいつも通りにこやかに挨拶した』
「何時ものごとく」の例文
・『何時ものごとく電車は混んでいた』
・『何時ものごとく彼女は遅刻した』
まとめ
「いつも通り」と「何時ものごとく」は、どちらも「常と変わらないさま」を表す言葉ですが、ニュアンスに少し違いがあります。
「いつも通り」は、普段と同じ方法や様子であることを示します。
その一方で、「いつも通り」は、自分や他人の行動や状態に対して肯定的にも否定的にも使えますが、「何時ものごとく」は、不満な気持ちを含んで使われることが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。