この記事では、「名詞」と「主語」の違いを分かりやすく説明していきます。
「名詞」とは?
「名詞(めいし)」は全10種類ある品詞の中の一つで、人や物、場所など、物事の名称をあらわす言葉です。
「名詞」は「体言(たいげん)」とも言います。
また、「名詞」は「名詞」の後に、助詞の「が」、「は」を付けると、単独で「主語」になれる特徴があります。
さらに、「名詞」は自立語で、それだけで意味が分かります。
その上、活用がなく、語尾の形が変わりません。
そして、「名詞」は時間の経過の概念もありません。
「名詞」は「普通名詞」、「固有名詞」、「数詞」、「形式名詞」、「代名詞」に分類することができます。
「名詞」は英語で「noun」と表記します。
「主語」とは?
「主語(しゅご)」とは、文の中で、「述語」に対して、それを示す動作や作用、属性などの主体を表した語のことを言います。
「主語」は文の中で、「〜が」、「〜は」にあたる部分です。
「主語」の英語表記は「subject」になります。
日本語では、「主語」がなくても文として成立しますが、英語などの他言語では、日本語ほど多くの「主語」を省略しません。
「名詞」と「主語」の違い
「名詞」と「主語」の違いを、分かりやすく解説します。
「名詞」は品詞の1つで、物事の名称をあらわす言葉です。
一方、「主語」は文の中で、「〜は」、「〜が」にあたる言葉です。
そして、「名詞」は「主語」になることができます。
例で挙げると、「私」、「鳥」、「彼ら」が「名詞」で、「私が」、「鳥が」、「彼らは」が主語になります。
さらに、「名詞」は「述語」、「独立語」、「連用修飾語」、「連体修飾語」にもなることができます。
「名詞」と「主語」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「名詞」と「主語」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「名詞」と「主語」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。