この記事では、「おかえりなさい」と「お戻りやす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おかえりなさい」とは?
 外出から帰宅した人に対する挨拶です。
「おかえりなさい」は、「よくお帰りなさいました」の略で、敬語表現です。
「お帰りなさいました」は、「する」の尊敬語「なさる」のに丁寧語「ます」をつけたものです。
 したがって、「おかえりなさい」は、目上の人に使っても問題ありません。
「お戻りやす」とは?
「お戻りなさい」の方言で、主に関西地方で使われます。
 目上の人や家族、友人などに使える敬語表現です。
 ただし、「やす」は「なさい」の方言で、命令形でもあるので、目上の人に使用する場合は注意しましょう。
「おかえりなさい」と「お戻りやす」の違い
「おかえりなさい」と「お戻りやす」の違いを、分かりやすく解説します。
「おかえりなさい」と「お戻りやす」は、どちらも帰宅した人を迎えるときの挨拶ですが、ニュアンスが異なります。
「おかえりなさい」は、「よくお帰りなさいました」の略で、敬語表現です。
 目上の人や家族、友人などに使えます。
 その一方で、「お戻りやす」は、「お戻りなさい」の方言で、関西地方でよく使われます。
 親しみやすさを表す言葉で、家族や友人などに使えます。
「おかえりなさい」の例文
 ・『夫が出張から帰ってきたとき、妻が「おかえりなさい。お疲れ様でした」と言う。』
 ・『子供が学校から帰ってきたとき、母親が「おかえりなさい。今日はどうだった?」と言う。』
「お戻りやす」の例文
 ・『子供が学校から帰ってきたとき、母親が「お戻りやす。今日はどないやった?」と言う。』
 ・『友人が旅行から帰ってきたとき、友人が「お戻りやす。楽しかった?」と言う。』
まとめ
「おかえりなさい」は、帰宅した人を迎えるときの挨拶です。
 敬語表現であり、目上の人にも使えます。
 その一方で、「お戻りやす」は、京都などの関西地方で使われる方言です。
 敬語ではなく、親しい人や目下の人に対して使います。
 それぞれの言葉の意味を正しく使い分けられるようにしましょう。



