「魔法瓶」と「ジャー」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「魔法瓶」と「ジャー」の違いとは?違い

この記事では、「魔法瓶」「ジャー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「魔法瓶」とは?

熱の伝導を防ぐために真空にした二重のガラス瓶や金属瓶を使った保温容器のことです。

飲み物や食べ物を入れて温かさや冷たさを長時間保てます。

魔法瓶は、1908年にイギリスの物理学者ジェームズ・デュワーによって発明されました。

日本では1912年に東京の魔法瓶製造株式会社が初めて製造しました。

魔法瓶は口が狭く、中身を注ぐときには蓋を外して、注ぎ口のついた内蓋を開ける必要があります。


「ジャー」とは?

魔法瓶と同じ原理で作られた保温容器のうち、口が広くて大きいものを指します。

ジャーは英語で「広口びん」「壺」の意味ですが、日本では魔法瓶の一種として使われるようになりました。

ジャーは1953年に制定された魔法瓶の日本工業規格において、中瓶の内口径が胴径3分の2以上のものと定義されました。

ジャーには弁当用のランチジャー、保冷用のアイスジャー、電熱で保温する電子ジャーなどがあります。

ジャーは口が広いので、中身を入れたり出したりするのが容易です。


「魔法瓶」と「ジャー」の違い

「魔法瓶」「ジャー」の違いを、分かりやすく解説します。

「魔法瓶」「ジャー」は、どちらも内びんと外びんの二重構造でその間を真空状態にすることにより熱の移動を防ぎ、長時間保温・保冷できるようにした容器です。

その一方で、「ジャー」は口の広いもので、ランチジャーや電子ジャーなどが該当します。

「魔法瓶」の例文

・『今日は寒いから、魔法瓶に熱いお茶を入れて持って行こう』
・『魔法瓶の中には、お母さんが作ってくれたお味噌汁が入っていました』

「ジャー」の例文

・『アイスジャーには、冷たい水とレモンスライスが入っています』
・『ジャー式の炊飯器で炊いたご飯は、ふっくらとしておいしい』

まとめ

「魔法瓶」「ジャー」はどちらも保温や保冷に使われる容器のことですが、形や大きさが違います。

「魔法瓶」は狭口で小さく、飲み物を入れるのに適しています。

「ジャー」は広口で大きく、食べ物や汁物を入れるのに適しています。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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