「稀」と「希有」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「稀」と「希有」の違いとは?違い

この記事では、「稀」「希有」の違いを分かりやすく説明していきます。

「稀」とは?

漢字としては「まれ」と読み、めったになく珍しいことを意味します。

例えば、「稀な事態」「稀な病気」などのように使われます。

また、「稀」「き」とも読み、穀物のまばらなことや、水が少ないことを意味します。

例えば、「稀水」「稀土」などのように使われます。


「希有」とは?

漢字としては「きゆう」と読み、非常にまれであり、とても珍しいことやその様子を意味します。

例えば、「希有な才能」「希有な出来事」などのように使われます。

また、「希有」「けう」とも読み、同じ意味で使われます。


「稀」と「希有」の違い

「稀」「希有」の違いを、分かりやすく解説します。

「稀」「希有」は、どちらも「めったにないこと・非常に珍しいこと」を意味する言葉です。

基本的に意味や使い方に違いはありません。

ただし、「稀」は常用外漢字であるため、公的な文章では「希」を代用して「希有」と書くことが多いと考えられます。

例えば、「稀有な才能」「希有な事例」などと使います。

このように、人や物事の特徴や状況を表すときに使うことが可能です。

類語には「稀少」「稀代」「類まれ」などがあります。

「稀」の例文

・『稀に見る美しい景色に感動した』
・『彼は近年稀に見る才能の持ち主なので、努力を怠らなければ明るい未来が待っていることだろう』

「希有」の例文

・『彼女は希有な能力を小さな頃から発揮していた』
・『希有な出来事に遭遇してしまい、戸惑ってしまった』

まとめ

「稀」「希有」の違いは、最初に付く文字が「稀」「希」であることです。

しかし、読み方も、持つ意味も同じであるため、ややこしい意味合いの言葉だと言えるでしょう。

実際に、「稀有」「希有」は同じ言葉ですが、「稀有」「稀」は常用漢字ではありません。

そのため、常用漢字である「希」を代用して、「希有」として使用しているだけです。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるよう注意しましょう。

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