この記事では、「受け流す」と「スルーする」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「受け流す」とは?
嫌味を言われてもまともに受け入れず、聞き流す行為を「受け流す」【うけながす】といいます。
上司からの叱責を重く受け止めてしまうのではなく、聞き入れているようで大半は聞き流し、需要な部分のみを頭において反省するのです。
とくに、攻撃的な相手からの質問を賢くかわして、その場が混乱しないようにするといった意味でも使われています。
元々は、切り込む刀を自らの器量により突きを払い除けるところからきている言葉です。
「スルーする」とは?
嫌味な言葉を投げかけられたとき、あえて聞き流すことを「スルーする」といいます。
自分にとって傷つくような言葉をぶつけては喜ぶような相手をいちいち相手にするのではなく、聞き流せば感情的にならずやり取りができるようになるのです。
ストレスを溜めないためにも職場では受け流すことも大事な行為になります。
上司の嫌味を「スルーする」のが上手い人は、「スルースキル」を学んで身に付けるのです。
「受け流す」と「スルーする」の違い
「受け流す」と「スルーする」の違いを、分かりやすく解説します。
人の不満や質問にいちいち聞き入って時間を費やすのではなく、軽く聞き入れてうまく流すことを「受け流す」といいます。
もう一方の「スルーする」は、相手が放つ嫌味な言葉に反応せず、賢く見ないふりをする行為を指します。
威圧的な態度に反応せず、受け流すこともときには大事なのです。
このように、動詞として使われている言葉であり、まともに相手にしない気持ちを表す場面で使われています。
「受け流す」の例文
・『部下の不平をやんわりと受け流す上司は賢い』
・『彼はしつこく質問してくる記者を受け流すのがうまい』
「スルーする」の例文
・『上司の嫌味をうまくスルーする部下は前向きな性格だ』
・『先輩の馬鹿にした言葉には反応せず、スルーする』
まとめ
とても似た意味で使われている言葉ですが、受け止めるのではなく、賢く流すか、無視して気にしないようにするかの違いで使い分けてみるといいでしょう。