「呪う」と「呪いをかける」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「呪う」と「呪いをかける」の違いとは?違い

この記事では、「呪う」「呪いをかける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「呪う」とは?

気に食わない相手に災いが起こるようにする行為を「呪う」【のろう】といいます。

嫌がらせされたり、見た目が嫌いといった理由から嫌悪感を抱く者や、憎しみを持つ相手に対して自分の方から色々な呪い方の中でもやりやすいと思う方法を選ぶのです。

自らが恨みを抱きつつ相手を呪うために行動する「呪う」は動詞として使われていて、語源は「宣る」【のる】からきている言葉になります。


「呪いをかける」とは?

憎い者、嫌いな人が不幸になるように呪詛【じゅそ】をかけることを「呪いをかける」【のろいをかける】といいます。

たいていは呪った相手が事故に遭ったり、重い病気にかかるよう呪文で呪いをかけるやり方が一般的です。

なかには霊の力により祟られて苦しむように仕向けて不幸にする場合もあります。

このように、災いにより不幸のどん底に叩き落とすのです。


「呪う」と「呪いをかける」の違い

ここでは「呪う」「呪いをかける」の違いを、分かりやすく解説します。

嫌う相手に災いをもたらすために行なう行為を「呪う」といいます。

やり方としては、心の中で相手が不幸になるよう呪文を唱えたり、物理的な方法で憎い相手を不幸に陥れるため自らが行動するのです。

もう一方の「呪いをかける」は、実際に相手を不幸にするために行なう行為を指します。

儀式に必要な物として、相手の爪や髪の毛を収集して、それを使って呪い術をかけては事故や病気に遭わせるために行動するのです。

「呪う」の例文

・『上司にありもしない悪口を伝えて、陥れた人を呪う』
・『浮気して勝手に別れを告げた彼氏が不幸になるよう呪う』

「呪いをかける」の例文

・『呪いをかけるため相手の生年月日を調べた』
・『呪いをかける者の髪の毛を紙に包み、火の中に入れた』

まとめ

「呪」を使った言葉ですが、少し意味に違いが見られます。

どのような行為を指すか調べて、うまく場面により使い分けてみましょう。

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