試合や勝負で決着をつける時に使う言葉には「とどめ」や「王手」があります。
この記事では、「とどめ」と「王手」の違いを分かりやすく説明していきます。
「とどめ」とは?
「とどめ」とは勝負などで人を殺す際に息の根を止めることを表す言葉です。
「とどめ」は勝負に負けた相手を殺す時や瀕死の相手に対して決定打を与える時にも使います。
「とどめ」は漢字で「止め」と書き、こちらは「とめ」と読むことも可能です。
「とどめ」は比喩表現としても使われる言葉であり、物事や勝負などで決定打を与えることや再起不能にすることを表す時にも使います。
「王手」とは?
「王手」とは主に将棋で使われる言葉であり、次の自分の一手で相手の最重要な駒を取れる状態を表します。
「王手」は将棋以外にも様々なボードゲームで発生する状態であり、それぞれのゲームで名称が違います。
チェスにおける「王手」は「チェックメイト」と呼ばれており、これらの言葉は比喩表現としても使うことが可能です。
「王手」の類義語には「決定打」や「決め手」、「会心の一撃」があります。
「とどめ」と「王手」の違い
「とどめ」は人の息の根を止めることや殺すことを表す言葉であり、比喩表現としても使うことが可能です。
「王手」は将棋における後一手で相手の最重要な駒を取れる状態を表します。
チェスにおける「王手」は「チェックメイト」と呼ばれます。
「とどめ」の例文
・『勇者の一撃により魔王はとどめを刺され、跡形もなくこの世から消え去りました』
・『その行動が彼にどどめを差したこともあり、彼女を狙うことはすっかり諦めました』
「王手」の例文
・『前半戦は苦戦していたが逆転の一手から王手まで持ってきた展開には驚きました』
・『事件の犯人探しに王手が掛かったかと思われたが、その人物が殺されてしまいました』
まとめ
「とどめ」は息の根を止めることを表す言葉であり、「王手」は将棋における後一手で勝てる状況を表す言葉です。