「食い止める」と「押さえる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「食い止める」と「押さえる」の違いとは?違い

この記事では、「食い止める」「押さえる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「食い止める」とは?

相手がそれ以上悪い行為しないように、自らが力を持って動きを抑えるのが「食い止める」【くいとめる】です。

例えば、反対する団体が建物内へ勝手に入り込まないように静止するといった行動を指すのです。

また、集団で抗議活動する者達が道路をそれ以上進めないようにする行為を指します。

このように、止めるだけではなく、事態を収束させる意味を込めて使う行動を伝えるのです。


「押さえる」とは?

予定を確実なものにするため日程を決めることを「押さえる」【おさえる】といいます。

必ず商談ができる日と時間を決めて確実なものにしておくことで相手とうまく会う日取りを合わせられるだけではなく、信用も得られるのです。

このようなところから、犯人が潜伏していそうな場所を探し出す行動を「押さえる」といって、一気に追い詰めて逮捕します。


「食い止める」と「押さえる」の違い

ここでは「食い止める」「押さえる」の違いを、分かりやすく解説します。

突き進む団体や、人がそれ以上突き進まないように行動を阻止する行為を「食い止める」といいます。

動きを中断させることで暴徒化しないようにする目的もあり、穏便に収束させるために行なう行動でもあるのです。

もう一方の「押さえる」は取引先と会う日時を決めておきます。

このような意味から、悪い行動した者の居場所を探し当てたり、容疑者を追い込んで逮捕するといった行動を指すのです。

「食い止める」の例文

・『基地移転に反対する地元住民が暴力に訴える前に食い止める』
・『政治家が問題を起こさないように解決策を打ち出して食い止める』

「押さえる」の例文

・『取引する企業と商談する日時を押さえるために来週の火曜日に決めた』
・『暴走行為して住民の安眠を阻害する族をまとめて取り押さえる』

まとめ

危険な動きを見せる者の行動を阻止するために行なわれる行為を指す言葉をご紹介しました。

「止める」「押さえる」にはそれぞれ異なる意味が含まれていますので、そこに目を向けてみるといいでしょう。

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