この記事では、「薄暗い」と「どんより」の違いを分かりやすく説明していきます。
「薄暗い」とは?
光が弱くて物がよく見えないさまを表します。
例えば、「薄暗い部屋」「薄暗い夕暮れ時」などのように、明るさが不足している状況を表現するときに使います。
「どんより」とは?
空が曇って重苦しく感じられるさまを表します。
例えば、「どんよりと曇った日」「どんよりとした空気」などのように、天気や気分が悪い状況を表現するときに使います。
類語には、「曇り」「くもり」「陰り」などがあります。
「薄暗い」と「どんより」の違い
「薄暗い」と「どんより」の違いを、分かりやすく解説します。
「薄暗い」と「どんより」は、どちらも暗いさまを表す言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「薄暗い」は、十分明るいとは感じない程度に暗い状況のことです。
真っ暗ではないものの、明るいとはいいがたいくらいの場面で使います。
その一方で、「どんより」は、空が曇って重苦しく感じられるさまです。
空気などが濁って不透明なさまにも使います。
「薄暗い」と「どんより」は、類語として「昏昏」「陰陰」「濛濛」「蒼然」などがありますが、これらは文章語として使われることが多く、日常会話ではあまり聞かないかもしれません。
「薄暗い」の例文
・『電気を消して薄暗い部屋で本を読んだ』
・『これだけ薄暗い中だと、何かにつまずくかもしれない』
「どんより」の例文
・『どんよりと曇った空が雨を予感させる』
・『彼はどんよりとした目つきでこちらを見た』
まとめ
「薄暗い」と「どんより」は似たような意味を持つ言葉ですが、使い方には違いがあります。
「薄暗い」は、光が少なくて暗いという状態を表します。
夜や曇りの日、暗い部屋などで使われます。
その一方で、「どんより」は、重苦しくて暗いという感じを表します。
空や気分、目などに使われます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。