「弾ける」と「飛び散る」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「弾ける」と「飛び散る」の違いとは?違い

この記事では、「弾ける」「飛び散る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「弾ける」とは?

中身がいっぱいになって裂けて割れることや、割れて口を開くことを表します。

例えば、「クリの実が弾ける」「ポケットが弾けそうだ」というように使います。

また、比喩的に、笑い声やバブル経済などが勢いよく飛び散ることや、はめを外して踊ったり騒いだりすることを表します。

例えば、「笑い声が弾ける」「カラオケで弾けた」というように使います。

さらに、報道業界では、捜査機関が内偵を進めていた事件が、捜査や逮捕者を出すなどで表面化することを表します。

例えば、「汚職事件が秘書の逮捕で弾けた」というように使います。


「飛び散る」とは?

何かが勢いよくあちこちに飛んでばらばらに散ることを表します。

例えば、「ガラスが飛び散る」「花火が飛び散る」というように使います。

また、比喩的に、人や物事が集まっていたものが分散することや、感情や言葉が抑えきれなくなって出ることを表します。

例えば、「仲間が飛び散る」「怒りが飛び散る」というように使います。


「弾ける」と「飛び散る」の違い

「弾ける」「飛び散る」の違いを、分かりやすく解説します。

「弾ける」「飛び散る」は、どちらも何かが勢いよく分かれて動く様子を表す動詞ですが、ニュアンスが異なります。

「弾ける」は、中身がいっぱいになって裂けて割れることや、はめを外して踊ったり騒いだりすることを意味します。

その一方で、「飛び散る」は、ばらばらになってあちこちに散らばることや、急に方向を変えて動くことを意味します。

「弾ける」の例文

・『バブル経済が弾ける』
・『試験が終わったので、カラオケで弾けた』

「飛び散る」の例文

・『風で花びらが飛び散る』
・『議論が飛び散ってまとまらない』

まとめ

「弾ける」は、中身がいっぱいになって、裂けて割れることや、勢いよく飛び出すことを表します。

その一方で、「飛び散る」は、何かが勢いよくあちこちに飛んでばらばらに散ることを表します。

それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。

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