この記事では、「whoever」と「no matter who」の違いを分かりやすく説明していきます。
「whoever」とは?
複合関係代名詞と呼ばれる言葉で、先行詞と関係代名詞がくっついた形をしています。
例えば、「whoever comes first will be served first」という文では、「whoever」は「anyone who」と置き換えられ、「anyone who comes first will be served first」という意味になります。
また、「I don’t believe whoever says so」という文では、「whoever」は「anyone who」と置き換えられ、「I don’t believe anyone who says so」という意味になります。
「no matter who」とは?
副詞節を導く接続詞のような働きをする表現で、文の前に置いても後に置いても構いません。
例えば、「No matter who calls me, tell him I’m out」という文では、「no matter who」は「たとえ誰が〜しようとも」という意味で、主節の動詞を修飾しています。
また、「I will love you no matter who you are」という文では、「no matter who」は「たとえあなたが誰であっても」という意味で、主節の動詞を修飾しています。
「whoever」と「no matter who」の違い
「whoever」と「no matter who」の違いを、分かりやすく解説します。
「whoever」と「no matter who」は、どちらも「誰でも」という意味を表す英語の表現ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
一般的に、「whoever」は「〜する人は誰でも」という順接的な意味で使われることが多く、「no matter who」は「たとえ誰が〜しようとも」という逆説的な意味で使われることが多いと考えられます。
「whoever」の例文
・『You should be polite to whomever you meet.』
・『Whoever comes first will be served first.』
「no matter who」の例文
・『No matter who you are, you have to follow the rules.』
・『He doesn’t care no matter who does it and how. He just wants to get things done.』
まとめ
「whoever」と「no matter who」はどちらも「誰でも」という意味で使われますが、文法的には違いがあります。
一般的に、「whoever」は名詞節を作り、「no matter who」は副詞節を作ります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。