「ご満悦」と「満足気」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご満悦」と「満足気」の違いとは?違い

この記事では、「ご満悦」【ごまんえつ】と「満足気」【まんぞくげ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「ご満悦」とは?意味

とても満足しているような表情している人のさまを「ご満悦」【ごまんえつ】といいます。

満ち足りた状態であり、不満がないので心も穏やかであるという様子を表すわけです。

このような「ご満悦」の状態になるのは、高い位の人が部下や取引先相手に労いと感謝を込めて食事会に接待して楽しませたとき、そのはからいに満足してその喜びを態度で表します。


「満足気」とは?意味

心がとても満たされている状態の人が笑顔を見せるさまを「満足気」【まんぞくげ】といいます。

物足りなさはなく、本当に良かったと思う楽しいことが起きたときは心から満喫して良かったと心から喜び、充実した気持ちになった状態を表すわけです。

また、「満足気に語る」と自分が誇れることを人に話したり、「満足気に一生懸命片付けた」と無我夢中でやっていて楽しい気持ちになる様子を表すとき使われています。


「ご満悦」と「満足気」の違い

「ご満悦」「満足気」の違いを、分かりやすく解説します。

美味しい料理でもてなしてくれたり、美しい芸者の舞を目の前で見せてくれたときなど、心から嬉しい気持ちになり、満足した目上の人の様子を「ご満悦」といって良かったと招待した側が安堵するわけです。

もう一方の「満足気」は、とても心が満ち足りた気持ちでいる人のさまを表します。

不満がまったくなく、とても満悦していて充実した様子であるという違いがあります。

「ご満悦」の例文

・『料亭に招待した会長は、舞妓の踊る姿を見てご満悦であった』
・『美味しい料理を食べた上司は、とてもご満悦した表情であった』

「満足気」の例文

・『新築の一軒家をまじまじと見て、夫は満足気な顔で家に入った』
・『いたずらが成功して、満足気な様子で帰って行く部下に腹が立つ』

まとめ

人から見たとき、心から満足している様子を表せる言葉を2つご紹介しました。

目上の人が心から満足している様子であるか、不満なく、嬉しい状態のとき使うか自分なりに考えて使ってみるといいでしょう。

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