物事や状態が変わらないことやずっと続くことを表す言葉には「不変」や「永続的」があります。
この記事では、「不変」と「永続的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不変」とは?
「不変」とは物事や状態が変わらないことを表す言葉です。
「不変」は変化しない状態やそれがずっと続くことを表す時にも使います。
「不変」の同音異義語には「普遍」があり、こちらは広く行き渡っていることや全てのものに共通していることを表す言葉です。
同音異義語にはこれ以外にも「不偏」があり、こちらは考えや立場などが偏っていないことを表す言葉です。
「永続的」とは?
「永続的」とは状態がとても長く続くことを表す言葉です。
この言葉に使われている「永続」は状態や特性などがとても長く続くことを表す言葉であり、永遠に近いぐらいの長さを表すのが特徴です。
「永続的」は英語で“permanent”と書き、こちらは髪型のパーマの元となった言葉として知られています。
「永続的」は状態が変化しないことを表す時にも使います。
「不変」と「永続的」の違い
この2つはどちらも物事や状態が変わらないことや変化しないことを表す言葉です。
「不変」は変わらないことに重点が置かれますが、「永続的」はずっと続くことに重点が置かれるのが特徴です。
「不変」は「普遍」や「不偏」と間違いやすい言葉なので使う際には注意しましょう。
「不変」の例文
・『彼の態度は一向に不変であり、説得するのは骨が折れそうです』
・『その契約は不変だと思われていましたが、新しい社長になったとたん変更可能になりました』
「永続的」の例文
・『永続的な能力アップが掛かる魔法を覚えたので、とても役立っています』
・『その国との国交は永続的に守られるかと思われました』
まとめ
「不変」は物事や状態が変わらないことを表す言葉であり、「永続的」は物事や状態がずっと続くことを表す言葉です。