この記事では、「ぐったり」と「げっそり」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ぐったり」とは?
かなり疲れている状態で、もう立つことさえ出来ない人のさまを「ぐったり」といいます。
「連日の仕事で従業員はぐったりしていた」というように、毎日休みなく働き、力が出ないとき使われているのです。
それほど力仕事が続いて、もう疲労困憊な人は両足に力が入らず仕事になりません。
ここから「熱中症で兎がぐったりしている」といって、気温が高いので酷い症状に冒された状態を指します。
「げっそり」とは?
疲れている人は頬がやつれて、目もうつろな状態になっているさまを「げっそり」といいます。
長時間休みもなく、食べられないまま仕事ばかりしていた人が弱っているさまを伝えられる言葉です。
また、人間関係で疲れる状態であったとき気分が酷く落ち込んでしまい、十分に食べられないので栄養不足となって顔が痩せこけてしまうときに使います。
「ぐったり」と「げっそり」の違い
ここでは「ぐったり」と「げっそり」の違いを、分かりやすく解説します。
体力を使い切り、もう動けない状態であるとき全身から力が抜け切ってしまい、動けないことを「ぐったり」といいます。
もう一方の「げっそり」は体力をかなり消耗している状態で、顔がやつれてしまっている様を指します。
また、仕事や職場での悩みを持つ人は食べる気力さえ失ってしまい、栄養不足に陥ってやせ細るのです。
この2つの大きな違いは、「ぐったり」は気力さえ失い、「げっそり」は疲労が蓄積されて痩せた姿を指します。
「ぐったり」の例文
・『池に溺れた子供を救い出すと、ぐったりして動けなかった』
・『試合で敗れて、ぐったり座り込んだ選手は水さえ飲まなかった』
「げっそり」の例文
・『怪我が治るか心配する彼は食欲がなく、げっそり痩せていた』
・『娘が事故で亡くなった叔母がげっそり痩せて心配だ』
まとめ
かなり疲れている様子や、痩せている姿を指す言葉をご紹介しました。
ただ、相手の見た目により使い分ける必要性があるので、そこに注意して使ってみるといいでしょう。