この記事では、「かち合う」と「激突する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「かち合う」とは?
悪い状況で2つのものが重なってしまう状態を「かち合う」【かちあう】といいます。
本当であればかち合わないようにする必要性があるのに、タイミング悪くぶつかり合ってしまい、うまく前に進めないでいる状態を指すのです。
使い方としては、「話がかち合う」といえば、会話する相手と話している内容がかぶってしまう状態を指します。
また、大会が2つかち合う」といえば、試合が重なった時期にあるので、十分に力を発揮できないと危惧するのです。
「激突する」とは?
激しく壁や岩にぶつかることを「激突する」【げきとつする】といいます。
主に、2つの物が衝突し、粉々に破壊する状況を表します。
宇宙空間に浮かぶ惑星同士が物凄い速度でぶつかり合い、木っ端微塵になる様を表すのです。
このようなところから、激しく敵とぶつかって力を競い合い、勝つと言う意味でも使われています。
また、わざと激突して相手を翻弄させるという場面でも使う言葉です。
「かち合う」と「激突する」の違い
「かち合う」と「激突する」の違いを、分かりやすく解説します。
相手と意見や行動が同じときに重なり合うことを「かち合う」といいます。
「答えがかち合う」といえば、まったく同じ言葉で驚きと少し嬉しい気持ちを込めて伝えられる言葉です。
ただ、「式典が二つかち合う」といえば、同じ時期に行なわれるので、忙しくなると考えます。
もう一方の「激突する」は、速度を保ったまま車が壁に激しくぶつかるという意味で使われている言葉です。
このようなところから、敵視する選手同士が激しくぶつかり、戦うといった意味でも使われています。
「かち合う」の例文
・『収益を叩き出した映画を作った監督と俳優が喜びを分かち合う』
・『戦場で多くの兵士が亡くなった悲しみを家族と分かち合う』
「激突する」の例文
・『エンジンが故障した飛行機が地面に激突する』
・『激突するとバスから激しい炎が出て、車体を包み込んだ』
まとめ
相手とぶつかり合うといった意味がある言葉ですが、重なるか、物に激しく衝突するとの違いがあります。
どういった場面で使うかに注目して、使い分けてみましょう。