この記事では、「強靭」と「タフ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「強靭」とは?
ただ強いだけではなく、しなやかでどのような動きにも対応できることを「強靭」【きょうじん】といいます。
柔軟に対応できるので欠けることなく強さがあるさまを表すのです。
「強靭な街づくり」といえば、インフラが整っていて人々が生活しやすく、災害にも強い街にすると考えます。
また、「強靭な産業の政策を打ち出す」のであれば、独自のやり方で共倒れすることなく生き残る対策を考えるのです。
「タフ」とは?
周囲よりも体力があり、打たれ強さがある人を「タフ」といいます。
「あの人はタフだ」というように、周囲よりもかなり体力に自信があり、いかなる強敵にもぶつかっていけるのです。
また、周囲に嫌がらせされても怯まず、立ち向かえるだけの根気がある人を指します。
ここから「タフな企業は潰れない」といって、いかに不況な状況であっても簡単には潰れないほどの蓄えと技術力があると伝える言葉です。
「強靭」と「タフ」の違い
ここでは「強靭」と「タフ」の違いを、分かりやすく解説します。
しなやかに順応できる強さがあることを「強靭」といいます。
「強靭な体づくり」といえば、いかなる問題にも打ち勝てる体力と行動ができるように体を作るのです。
ここから「強靭化計画」といえばいかなる防災にも負けず、対処できるようにした地域にします。
もう一方の「タフ」はとても丈夫で不屈な精神を持つ人を指す言葉です。
ここから「タフな会社」といっていかに潰れず、いかなる困難も乗り越えた強い企業であるかを伝えられます。
「強靭」の例文
・『強靭な体力を作れば、いざ問題が起きたとき素早く対処できる』
・『強靭な政策を打ち出し、計画的に地域づくりに邁進する』
「タフ」の例文
・『困難な依頼にも怯まないタフな弁護士を選んで正解だった』
・『タフな彼女は男にも怯まず立ち向かい、のし上がる』
まとめ
強さを伝えられる言葉ではありますが、使い方が異なります。
どのような人や場面で使えばより言葉の意味をしっかり伝えられるかを考えてみましょう。
