この記事では、「はみ出す」と「あふれ出る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「はみ出す」とは?
はみ出すは、決められている範囲から外に出てしまうこと、超えてしまうことをさします。
あらかじめ範囲が決められていて、それを越してしまうと「はみ出ている」状態となります。
枠の中におさまるように並ばなければいけないという場合に、枠からはみ出てしまうと、はみ出す状態になってしまいます。
はみ出すは、人やモノに対して使われていることが多いです。
「あふれ出る」とは?
あふれ出るとは、入りきらない状態になってしまったものが、外にこぼれ出てしまう状態をさしています。
例えば、コップの中に水を入れる際、コップの上まで水が入っているにも関わらず、さらに水を注いでしまうと水はあふれ出ます。
このような状態があふれ出るです。
いっぱいになったものが、外に出てしまう状態です。
「はみ出す」と「あふれ出る」の違い
「はみ出す」と「あふれ出る」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも特定の部分から超えてしまっている状態をさしますが、はみ出すの場合は、その範囲内におさまらなければならないという意味もあります。
そのため、はみ出てしまうと注意を受けたり、指摘されたりします。
あふれ出るは、入りきらなくなってしまって外に出る状態です。
あふれ出るは、液体に対して使われることが多いです。
また、気持ちなど目に見えないモノに対してもあふれ出るが使われることがあります。
「はみ出す」の例文
・『この枠からはみ出すのは良くない』
・『線をはみ出さないように色を塗ってください』
「あふれ出る」の例文
・『容器からクリームがあふれ出る』
・『バケツからあふれ出るくらい水が満タンに入っている』
まとめ
「はみ出す」と「あふれ出る」の違いをお伝えしました。
どちらも似たような言葉ですが、使われ方は微妙に違っています。
違いを知ったうえで使いましょう。