「のめり込む」と「打ち込む」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「のめり込む」と「打ち込む」の違いとは?違い

この記事では、「のめり込む」「打ち込む」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「のめり込む」とは?

深く体が入り込んでしまい、簡単には抜け出せなくなってしまうほど物事に集中することを「のめり込む」【のめりこむ】といいます。

心も奪われるほど簡単には抜け出せない状態でもあり、それほどやりたいと強く思う物事は全身の力を奪い取るのです。

それほど熱中してしまった人は何日も同じことを繰り返しても飽きず、反対にどんどん「のめり込む」状態に吸い込まれていきます。


「打ち込む」とは?

全精力をかけて自分が興味ある事に熱を上げることを「打ち込む」【うちこむ】といいます。

その様子は、頭を深く入れてハマるように周囲が見えなくなるほど夢中になるのです。

とくに、自分の得意な分野での作業であればさらに頭が目の前のことでいっぱいになります。

このことで、さらに質が良い物を作りたいと思って力と時間をかけるようになるのです。

このように、物事に力を入れてやる姿勢と考え方を実行に移す人のさまを表します。


「のめり込む」と「打ち込む」の違い

ここでは「のめり込む」「打ち込む」の違いを、分かりやすく解説します。

前にのめってはそこに深く入り込むという意味から、かなり集中して遠慮なくすっぽりと奥深くにまで魅了されることを「のめり込む」といいます。

作業だけではなく、特定の人に心奪われてハマる様子を表す言葉です。

もう一方の「打ち込む」は自分の能力を活かして良い物を作ろうと張り切るときのさまを表します。

物事に集中して全精力をつぎ込めば、人間を大きく成長させる効果をもたらし、強い精神力と忍耐力が身に付くのです。

「のめり込む」の例文

・『若さ溢れる格好いい推しの魅力にすっかりのめり込む』
・『競艇や競馬が大好きで、のめり込む親を見て育った』

「打ち込む」の例文

・『相撲に打ち込む弟は、太るため食事の量を増やしている』
・『勉強に打ち込むためにも携帯電話の電源を切っている』

まとめ

意味や使い方が似ている言葉ではありますが、状況により使い分けする必要性があります。

どのようなときに使えば意味をうまく引き出せるかに着目してみるといいでしょう。

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