「毎度」と「随時」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「毎度」と「随時」の違いとは?違い

この記事では、「毎度」「随時」の違いを分かりやすく説明していきます。

「毎度」とは?

何かがあるその度ごとに、または同じ事柄が同じように繰り返されるさまを表す言葉です。

例えば、買い物や飲食などのやり取りをするときに、常連のお客様に対して「毎度ありがとうございます」と言うことがあります。

これは、いつも来てくださって感謝しているという意味です。

また、「毎度お世話になっています」と言うときは、いつもお世話になっているという敬意を表します。

さらに、「彼は毎度のように遅刻してきます」と言うときは、彼が遅刻することが常態化しているということを示します。

このように、「毎度」には、「いつも」「毎回」という副詞的な意味があります。


「随時」とは?

時の流れに沿って、好きな時にいつでも、またはその時々に合わせて臨機応変に行うという意味を表す言葉です。

例えば、研修などの申し込みで「随時受け付けています」と言われた場合、日時や期限については自由に決められるということです。

また、「随時報告してください」と言われた場合、必要に応じて報告するということです。

さらに、「随時更新しています」と言った場合、更新するタイミングは決まっていないということです。

このように、「随時」には、「いつでも」「適宜」という副詞的な意味があります。


「毎度」と「随時」の違い

「毎度」「随時」の違いを、分かりやすく解説します。

「毎度」は、何かがあるその度ごとに、または同じ事柄が同じように繰り返されるさまを表す言葉で、感謝や敬意、常態化などのニュアンスがあります。

その一方で、「随時」は、時の流れに沿って、好きな時にいつでも、またはその時々に合わせて臨機応変に行うという言葉で、自由や柔軟性、不定期などのニュアンスがあります。

「毎度」の例文

・『毎度のことながら、彼は遅刻しました』
・『毎度おなじみの司会者、田中さんです』

「随時」の例文

・『随時更新していきますので、ご確認ください』
・『随時連絡を取り合ってください』

まとめ

「毎度」「随時」の違いは、前者は物事が行われるその度ごとに、後者は時の流れに沿ってというニュアンスの違いがあります。

また、「毎度」は感謝の意味を含むことが多いのに対し、「随時」は自由度の高さを示すことが多いという違いもあります。

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