「仕切り直し」と「再出発」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「仕切り直し」と「再出発」の違いとは?違い

この記事では、「仕切り直し」「再出発」の違いを分かりやすく説明していきます。

「仕切り直し」とは?

物事がうまくいかなかったり、決着がつかなかったりしたときに、一からやり直すことを意味する言葉です。

この言葉の由来は、相撲の世界から来ています。

相撲では、力士が土俵の中央にある仕切り線に手を置いて立ち合いのタイミングを合わせることを「仕切り」といいますが、両者の呼吸が合わないときには、仕切りをやり直すことが可能です。

これを「仕切り直し」といい、転じて、勝負事や交渉事などで最初からやり直すことを指すようになりました。

ビジネスシーンでは、会議やプロジェクトなどで議論が行き詰まったり、予算やスケジュールが変更になったりしたときに、仕切り直しをすることがあります。


「再出発」とは?

もう一度、新しいスタートを切ることを意味する言葉です。

この言葉は、仕切り直しという言葉と似ていますが、仕切り直しは同じことをやり直すというニュアンスが強いのに対して、再出発は新しいことに挑戦するというニュアンスが強いと考えられます。

例えば、仕事や恋愛そのものなども含めた人生そのものの再出発という意味に近いでしょう。


「仕切り直し」と「再出発」の違い

「仕切り直し」「再出発」の違いを、分かりやすく解説します。

「仕切り直し」「再出発」の違いは、前者は同じ物事をやり直すことを表し、後者は新しい物事を始めることを表すという点にあります。

また、前者は一時的なやり直しを意味することが多く、後者は永続的なやり直しを意味することが多いという違いもあります。

「仕切り直し」の例文

・『仕切り直しの時、力士は清めの塩を取りに立つ』
・『仕切り直して、新しいアイデアを考えよう』

「再出発」の例文

・『このアルバムは、彼らの音楽活動での再出発を象徴する作品だ』
・『失恋した彼女は、新しい土地で再出発することにした』

まとめ

「仕切り直し」「再出発」は、どちらも物事をやり直すという共通点がありますが、仕切り直しは同じ目標に向かって形勢を立て直すことを、再出発は新しい目標に向かって新たなスタートを切ることを表しています。

状況に応じて使い分けることが可能です。

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