この記事では、「下記」と「下部」の違いを分かりやすく説明していきます。
「下記」とは?
「ある内容の下に書き記すこと」を意味します。
例えば、「詳細は下記の通りです」という場合は、「この文章の下に詳細な内容が書かれています」ということになります。
「下記」は、文章の構成やレイアウトに関係する言葉で、文書の書き方にも注意が必要です。
「下記」は「記」とセットで使われることが多く、その下に書かれた内容が重要なポイントであることを示します。
また、「下記」は「下」という文字が使われているので、横書きの文章の場合に用いることが可能です。
縦書きの文章の場合は、「左記」という言葉を使うのが適切です。
「下部」とは?
「下の部分」を意味します。
例えば、「名前は役職の下部に書き記す」という場合は、「役職の下に名前を書きます」ということになります。
「下部」は、場所を表す言葉で、文書の中身には関係しません。
「下部」は「下記」とは違って、「記」や「以上」を使わないことが多いと考えられます。
また、「下部」は「下」という文字が使われているので、横書きの文章の場合に用いることが可能です。
「下記」と「下部」の違い
「下記」と「下部」の違いを、分かりやすく解説します。
「下記」は、ある文章や記事の下に書き記すこと、またはその書き記した内容を表します。
書き言葉として使うのが一般的で、ビジネスメールや手紙などでよく見かけます。
その一方で、「下部」は、下の部分、または下の方にある部分を表します。
場所を示す語として使われますが、書き言葉としてはあまり使いません。
「下記」の例文
・『今回の会議の議事録は下記の通りです』
・『この度はお問い合わせいただき、ありがとうございます。商品の詳細につきましては、下記の通りです』
「下部」の例文
・『パソコンの画面の下部で、時計が表示されています』
・『この地図の下部に、駅からのアクセス方法が書いてあります』
まとめ
「下記」とは、ある文章の下に書き記すこと、またはその書き記した文章のことを指します。
ビジネス文書やメールでよく使われます。
その一方で、「下部」とは、下の部分という意味です。
場所を表す言葉として使われます。