「降り注ぐ」と「降りしきる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「降り注ぐ」と「降りしきる」の違いとは?違い

「降り注ぐ」「降りしきる」は双方とも何かが降ることに関する言葉ですが、細かな意味合いや使用する状況が異なります。

この記事では、「降り注ぐ」「降りしきる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「降り注ぐ」とは?

「降り注ぐ」「何かが集中的に降りかかる」という意味を持つ言葉です。

「降る」には「雨や雪などが広い範囲に連続的に落ちてくる」「数多くの細かい物が上から落ちてくる」「日光などが注ぐ」などの意味があり、「注ぐ」には「流し入れる」「途切れなく雨や雪などが降りかかる」「液体などを上からかける」といった意味が含まれています。


「降りしきる」とは?

「降りしきる」「雨や雪などが中断されずに降る」または「盛んに降る」ことを意味します。

「降る」「雨や雪などが広い範囲に連続的に落ちてくる」「数多くの細かい物が上から落ちてくる」などを表し、「しきる(頻る)」「続いて起こる」という意を示します。


「降り注ぐ」と「降りしきる」の違い

「降り注ぐ」「降りしきる」の違いを分かりやすく解説します。

「降り注ぐ」「何かが集中的に降る」という意味合いが強いのに対し、「降りしきる」「連続的に、絶え間なく降る」という意味合いが強い言葉です。

また、「降り注ぐ」は雨や雪のほかに太陽光や月光、人の声などに対しても使われますが、「降りしきる」の場合はどちらかというと雨や雪以外のものに対してはあまり使用されない印象があります。

「降り注ぐ」の例文

「降り注ぐ」「雨が降り注ぐ」「燦燦と降り注ぐ」などのように用いられます。

また、「降り注ぐ雪」「降り注ぐ日差し」のように使われることもあります。

・『小雨が街に降り注ぐ』
・『降り注ぐ日差しがあたたかい』

「降りしきる」の例文

「降りしきる」「雨が降りしきる」「降りしきる雪」のように使用されるのが一般的です。

絶え間なく降っている様子を表す際に用います。

・『台風の影響で一日中雨が降りしきる』
・『降りしきる雪の中で人を待つ』

まとめ

「降り注ぐ」「雨や日光などが集中的に降りかかること」を示し、「降りしきる」「雨や雪などが絶え間なく降ること」を示します。

二つの言葉の意味や使い方を知って、状況に合わせて使い分けましょう。

ぜひ言葉の知識を増やす参考にしてください。

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