この記事では、「鈍感」と「察しの悪い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鈍感」とは?
感じ方が鈍いこと、気が利かないこと、を「鈍感」と言います。
「鈍感な人」などといった形で使用され、他人の気持ちの微妙な変化、微妙な事情などわからず対応することもできないことを意味します。
そのほか、身体に対しても使用することもあり、味覚が鈍いことを「鈍感な味覚」。
痛みをあまり感じにくいことを「痛みに鈍感」などといった形で使用します。
他の言葉で言い換えると、「無神経」や「無感覚」「にぶい」などになり、対義語は感覚や感度が鋭いことを意味する「敏感」です。
「察しの悪い」とは?
「察しの悪い」の「察し」とは、察すること、おしはかることを意味します。
つまり、「察しの悪い」とは、相手が何を思っているのか、何を考えているのかなどといった思惑を察することが苦手なことを意味します。
他人の些細な変化に気付くことができない、気付くことが苦手なことを「察しの悪い」と言います。
「鈍感」と「察しの悪い」の違い
「鈍感」と「察しの悪い」の違いを、分かりやすく解説します。
人の感覚を意味する「鈍感」と「察しの悪い」。
「鈍感」は感じ方が鈍いこと、気が利かないことを意味します。
他人の気持ちの微妙な変化に気付くことができないといった意味に加え、身体に対する感覚の鈍さも意味します。
一方、「察しの悪い」は相手が何を思っているのか、何を考えているのかなどといった思惑を察することが苦手なことを意味します。
「察しの悪い」の場合は、「鈍感」とは異なり身体に対する意味はありません。
「鈍感」の例文
・『女心に鈍感な彼にイライラすることが多い』
・『私は流行に鈍感な為、部下が何を言っているのかわからないことが多い』
「察しの悪い」の例文
・『察しの悪い私は、場違いなことを発言してしまいました』
・『察しの悪い私は、よく空気が読めないと言われます』
まとめ
以上のように、「鈍感」と「察しの悪い」は微妙な意味の違い。
そして、「鈍感」のみ身体に対しても使用することができるといった違いがあります。