お茶漬けもスープ?この記事では、「チャウダー」と「スープ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チャウダー」とは?
綴りは“chaudree”フランス語の大鍋を意味する“chaudiere”が由来だとする説を日本の大手食品メーカー『ハウス食品』は有力としていますが、実のところはわかりません。
米国発祥の料理である事が確定しているのみだと言えるでしょう。
ひとくちに「チャウダー」と言っても移民元の国で味付けが変わります。
日本で有名なのは「クラムチャウダー」ほぼ一択だと言っていいでしょう。
2010年代半ばに日本で「クラムチャウダーブーム」が起こり、その時に「マンハッタン風クラムチャウダー」がクローズアップされた程度です。
カップスープ化もされましたが淘汰され、日本における「クラムチャウダー」=ボストン・ニューイングランド風だと認識されていると言えます。
「スープ」とは?
広義的には日本のお吸い物や味噌汁も含まれますが、狭義的には海外発祥の汁物や煮込み料理を指す事が多いと言えます。
西洋風の汁物と定義付けされる事もありますが、実際には中華料理のフカヒレスープや上湯スープ、タイ料理のトムヤムクンスープなど東洋・アジア諸国の汁物の末尾に付けられる事も多いのが事実です。
「チャウダー」と「スープ」の違い
「チャウダー」と「スープ」の違いを、分かりやすく解説します。
「チャウダー」は「シチュー」よりはとろみが少なく、具も小さいのが特徴。
また「スープ」と比較すれば具だくさんでとろみがついた物だと言っていいでしょう。
基本的には「スープ」と「シチュー」の間の位置づけになります。
しかし具だくさんを意識して調理された「スープ」と「チャウダー」の間には明確な境界線はなく、曖昧な部分も多々あると言えるでしょう。
まとめ
「スープ」は海外発祥の汁物料理の総称が一般的。
広義的には「ワカメスープ」などの和食にも使われ、お吸い物やお茶漬け等も含まれると思っていいでしょう。
実際に海外ではお茶漬けは「スープ」扱いされています。
具が少なく汁にとろみが少ないのが1つの定義です。
一方で「チャウダー」は「スープ」よりも汁にとろみがあり、具だくさん。
逆に「シチュー」と比較した場合には逆にとろみが少なく、具も物足りないものがあると言っていいでしょう。