この記事では、「運ぶ」と「搬送」の違いを分かりやすく説明していきます。
「運ぶ」とは?
物や人をある場所から他の場所に移動させることを「運ぶ」と言います。
例えば、「荷物を運ぶ」や「患者を運ぶ」などといった形で使用します。
また、「足を運ぶ」のように、ある場所、目的まで出向くこと。
「事が上手く運ぶ」のように、物事を予定していた通りに進めることができること。
「筆を運ぶ」のように、その物を使用し動作を進めること。
「上手く運ぶ」のように、物事が滞りなく進むこと。
加えて、「運ぶ」には、「来る」「行く」の尊敬語といった意味もあります。
「搬送」とは?
交通手段などを使用し運び送ることを「搬送」と言います。
「トラックで荷物を搬送する」「けが人を病院に搬送する」などといった形で使用します。
「搬送」の場合、何らかの交通手段、機械などを使用し目的地に向けて運んで送るといった意味が強い言葉になります。
「搬送」を用いた言葉には、「緊急搬送」や「救急搬送」「搬送先」などがあります。
「運ぶ」と「搬送」の違い
「運ぶ」と「搬送」の違いを、分かりやすく解説します。
「運ぶ」には、いくつもの意味がありますが、主に物や人をある場所から他の場所に移動させることを意味します。
何かを手に持って歩くこと、何かを車に積んで移動すること、このような行為が「運ぶ」です。
一方、「搬送」は物を運び出して移動させることを意味します。
けが人をその場から運び出し病院に連れて行くこと、工場内から製品を運び出すこと、このような行為が「搬送」になります。
「運ぶ」の例文
・『重い荷物を運ぶため台車を用意しました』
・『予定通り上手く事が運ぶように下準備を念入りに行う』
「搬送」の例文
・『搬送に必要なトラックを準備する』
・『多くのけが人がこの病院に緊急搬送された模様です』
まとめ
「運ぶ」と「搬送」には以上のように微妙な意味の違い。
加えて、使用する場面の違いなどがある言葉になります。
