「破壊」と「決壊」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「破壊」と「決壊」の違いとは?違い

この記事では、「破壊」「決壊」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「破壊」とは?

物体に衝撃が加わって発生した亀裂により、大きく破断して壊れることを「破壊」【はかい】といいます。

例えば、上から押された物の形状が変わったり、本来の機能が使えなくなってしまうのです。

すでに劣化している建造物にわざと力を加えて壊したり、自然災害に見舞われて器物が壊れます。

言葉の使い方としては「破壊と再生」といい、人間が出す二酸化炭素により環境破壊が進んだが、現状を改善する行動して良い方向に向っていくのです。


「決壊」とは?

頑丈な堤防をいっきに壊すことを「決壊」【けっかい】といいます。

大雨が降ったとき、川が増水してちょうどカーブにかかるとき堤防が壊れ、水が田畑や住宅地に勢いよく流れ出てしまうのです。

他にも絶対に壊れないと思っていた壁の厚いダムが壊れる状況でも使われています。

それほど人間が時間と能力をかけて造ったものが自然災害で酷い壊れ方したときに使う言葉です。


「破壊」と「決壊」の違い

ここでは「破壊」「決壊」の違いを、解説します。

爆弾を破裂させて壊すことにより、敵を弱らせることを「破壊」といます。

このような意味から、風邪をひいたとき免疫力を「破壊」してしまうのです。

もう一方の「決壊」は頑丈な堤防や壁、ダムといった人間が作り上げた頑丈なものが激しく壊れてしまう状況で使われています。

「破壊」は爆弾やオゾン層、環境といったものを壊す場面で使われていますが、「決壊」は頑丈なダムや堤防が自然災害で壊れるとき使うところが違う点です。

「破壊」の例文

・『人間の営みにより自然破壊が進み、野生動物は減少に向う』
・『再生するため体内には骨を破壊し、再生する機能がある』

「決壊」の例文

・『決壊した堤防の破片が家にまで飛んできて驚いた』
・『台風で大規模な土砂崩れが起きてダムが決壊した』

まとめ

壊すという意味が含まれていますが、「破」「決」の違いにより使い方が異なってきます。

それぞれの意味を学び、状況によって使い分けてみるといいでしょう。

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