「目をつぶる」と「見逃す」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「目をつぶる」と「見逃す」の違いとは?違い

この記事では、「目をつぶる」「見逃す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「目をつぶる」とは?

相手の失敗を見て見ぬふりすることを「目をつぶる」【めをつぶる】といいます。

目の前で部下が物を落として壊したとき、あえて見なかったことにして逃すのです。

とくにかわいいと思う部下が犯した過ちを目上の者が見逃します。

元々は目を閉じる行為を指し、そこから失敗したとき寛容な心を持って気付いていないふりして、その場を去るといった行動するわけです。


「見逃す」とは?

確認すべきところに気がつかず、見落としてしまうことを「見逃す」【みのがす】といいます。

気を抜いているときに起きやすいうっかり見せる行為を指すのです。

このような意味から相手の些細な失敗を見逃し、叱らないという意味で使われています。

「見逃す」理由には好意がある人だったり、親しくしている者であるためあえて失敗を見て見ぬふりするのです。


「目をつぶる」と「見逃す」の違い

ここでは「目をつぶる」「見逃す」の違いを、分かりやすく解説します。

失敗した者の行動に気付かないふりして見逃すという意味を持つのが「目をつぶる」です。

失敗を咎めるのではなく、あえて見逃してやるという余裕有る行為を指します。

日常的に見られる行為でもあり、日頃から可愛がっている相手に対して見せる寛大な気持ちを表すのです。

もう一方の「見逃す」はうっかりしていたばかりに、相手の失敗に気がつかない自分の失態を指します。

「目をつぶる」の例文

・『今回だけは彼氏の浮気に目をつぶる』
・『反省する部下の失態に目をつぶる』

「見逃す」の例文

・『彼女との会話に気を取られて曲がる道を見逃す』
・『彼は目先のことに気をとられて出世の機会を見逃す』

まとめ

どちらも目を向ける行為を指しますが、つぶると逃すはまた違った意味があります。

どのような使い方をするか見比べて、うまく使いこなしてみるといいでしょう。

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