この記事では、「ペイする」と「採算がとれる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ペイする」とは?
ペイするとは、元がとれることや採算がとれることをいいます。
ペイは英語のpayを日本語にした言葉で、payには「支払う、割に合う」といった意味があります。
ペイするはビジネスシーンでよく用いられる言い回しで、収入と支出の額が同じか収入が支出を上回る状態の時に用いられます。
ペイするは和製英語で、費用に見合った効果を得られることを表しています。
「採算がとれる」とは?
採算がとれるとは、収支がつり合うことや利益があることをいいます。
採算は利益があるのか計算してみることをいい、商売などでの収支のつり合いを表しています。
収益の方がかけた費用よりも多ければ利益が生まれるので、費用と収益が同等か費用より収益が多いことを採算がとれるというのです。
「ペイする」と「採算がとれる」の違い
ペイするも採算がとれるも、収支がつり合うことや利益があることを表しています。
ペイすることを採算がとれるともいうので、意味に違いはありません。
ビジネスシーンにおいては、どちらもよく使われる言葉です。
「ペイする」の例文
・『こんなに値段を下げたのではペイすることは難しいが、商品が売れないのだから仕方がない』
・『不動産投資では最初は赤字になるが、15年目でペイすることは可能だと思う』
・『新商品の発売には多額の広告費をかけてしまったので、ペイするにはもっと売り上げを伸ばさなければならない』
「採算がとれる」の例文
・『計画では採算がとれるはずだったが、思わぬ物価高で赤字になりそうだ』
・『価格交渉の末、採算がとれるギリギリのラインに落ち着いた』
・『計画通りに採算がとれるのかもう一度リスクを検討しよう』
まとめ
ペイするも採算がとれるも、収支がつり合うことや利益があることを表す言葉です。
意味に違いはありません。