「物静か」と「大人しやか」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「物静か」と「大人しやか」の違いとは?違い

この記事では、「物静か」「大人(おとな)しやか」の違いを分かりやすく説明していきます。

「物静か」とは?

「物静か」とは、「静かでひっそりとしている」さまや「言動や態度などが穏やかで落ち着いている」様子などを示す言葉です。

「声や音などがほとんど聞こえない」または「静寂(せいじゃく)に包まれている」などという意味合いで使われており、「さわがしくない」あるいは「冷静である」などというニュアンスで用いられている文言です。


「大人しやか」とは?

「大人しやか」とは、「性格や態度などが柔らかくて穏やかである」あるいは「いつでも落ち着いていて大人びた性質である」などという意味合いで使われている言葉です。

「落ち着いた雰囲気をもっている」さまや「品格を感じさせる」様子などを表しており、「思慮深い」もしくは「柔らかい」などという語句と似たようなニュアンスで使用されています。


「物静か」と「大人しやか」の違い

「物静か」「大人しやか」は、どちらも「穏やかな性質」などという意味合いで使われている言葉です。

「物静かな性格」および「大人しやかな性格」などという同じような使い方ができる双方の語句ですが、「大人しやか」に含まれている「大人びている」などというニュアンスは「物静か」には含まれておらず、それぞれの文言は一部異なる意味をもっている語句であると言えるでしょう。

「物静か」の例文

・『私の上司はいつも物静かで控え目な紳士です』
・『日曜日の物静かな住宅地を新聞配達の自転車が通り抜けていきました』

「大人しやか」の例文

・『彼女の大人しやかな話し方は常に人を安心させてくれます』
・『大人しやかな雰囲気をもっている彼はいつも笑顔で他人と接しています』

まとめ

「物静か」「大人しやか」は、いずれも「静かで穏やか」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。

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