この記事では、「そんなに」と「それだけ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そんなに」とは?
「そのように」という意味を表す言葉です。
後ろに打消しの語を伴って「そんなに○○ない」とすることで、「それほどない」という意味も表します。
この場合、「そんなに」は相手側や遠くにあるものを指して使います。
また、「そんなに」は、聞き手や聞き手の側にいる人が直面している事態や状況がそのようであることを表すときにも使います。
この場合、「そんなに」は相手の感情や態度を指して使います。
「それだけ」とは?
「その分量や程度」という意味を表す言葉です。
後ろに打消しの語を伴って「それだけ○○ない」とすることで、「それほどない」という意味も表します。
この場合、「それだけ」は自分の手元やそばにあるものを指して使います。
また、「それだけ」は、自分や自分の側にいる人が行った行為や努力の結果や報酬として得られるものを表すときにも使います。
この場合、「それだけ」は自分の行動や状況を指して使います。
「そんなに」と「それだけ」の違い
「そんなに」と「それだけ」の違いを、分かりやすく解説します。
「そんなに」と「それだけ」の違いは、自分に対して近いか遠いかの距離や、事態や状況か行為や結果かの観点によって使い分ける言葉と言えます。
また、両方とも「それほどない」という意味を表すときには、ほとんど同じように使えますが、「そんなに」の方が「それだけ」よりも少し強い否定のニュアンスを持つと言えます。
「そんなに」の例文
・『そんなに難しい問題ではないと思います』
・『そんなに怒らないでください』
「それだけ」の例文
・『それだけの努力をしたのだったら、きっと合格できるよ』
・『それだけのことを言われたら、彼も怒るだろう』
まとめ
「そんなに」は、相手の側にあるものや状況を指して言う言葉です。
その一方で、「それだけ」は、特定の物事や事実を指して言う言葉です。
