「最低限」と「せめて」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「最低限」と「せめて」の違いとは?違い

この記事では、「最低限」「せめて」の違いを分かりやすく説明していきます。

「最低限」とは?

「最低限」の言葉の意味は、一番低いほうの限界、最も低い限界、です。

なにか基準がある中で最も程度が低いこと、しなければならない行為を「最低限」と言います。

「最低限」の場合、数値で表すことができるものから数値で表すことが難しいものまであります。

また、「最低限」の基準は人によって異なります。


「せめて」とは?

「せめて」は、不満足ながらもこれだけは実現させたいという願望を意味します。

言い換えると「少なくとも」「十分ではないものの」「これだけでも」などになります。

例えば、「せめて、一目だけでも会ってみたい」などといった形で使用します。

そのほか、「せめて」には、しいて、無理に、切実に、痛切に、非常に、極めて、といった意味もあります。


「最低限」と「せめて」の違い

「最低限」「せめて」の違いを、分かりやすく解説します。

「最低限」「せめて」はどちらも「少なくとも」といった意味を持つ言葉です。

ただし、「最低限」の場合は最も低い数値やしなければならない行為を意味し、「せめて」の場合は満足することはできないものの、これぐらいはと思う気持ちを意味するといった違いがあります。

また、どちらも人によって、その感覚は異なります。

そのため、「最低限」「せめて」の両方において、明確に相手に伝えたい場合は、自分が思う「最低限」

これぐらいと思える「せめて」を明確に相手に伝える必要があります。

「最低限」の例文

・『荷物をコンパクトにするため、持ち物は最低限必要なものだけにする』
・『老後、最低限の生活を確保するためにはいくら必要なのか不安です』

「せめて」の例文

・『せめて、忙しい時間だけでも手伝って欲しいと息子に頼みました』
・『せめて、後片付けぐらいはやってほしい』

まとめ

以上のように、似たような意味を持つ言葉ですが使い方に違いがあるため使い分けが必要です。

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