「腐心する」と「知恵を絞る」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「腐心する」と「知恵を絞る」の違いとは?違い

この記事では、「腐心する」「知恵を絞る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「腐心する」とは?

腐心するとは、あることを成し遂げようと心をくだくことや心を悩ますことをいいます。

「腐心」「ふしん」と読み、「腐」は食べ物などがくさることを表す漢字です。

心を痛めるという意味があり、腐心は心を痛めたり苦心することを表しています。

腐心するは簡単に成し遂げられることではなく、成し遂げたり解決したりするのに手間や時間がかかることに用いられます。


「知恵を絞る」とは?

知恵を絞るとは、あれこれと一生懸命考えたり最善の方法を見出そうと努力したりすることをいいます。

あるだけの知恵を出し切るという意味があります。

「絞る」は、通常であれば出そうにないものを無理に出そうとするという意味で使われています。


「腐心する」と「知恵を絞る」の違い

腐心するはあることを成し遂げようと心をくだくことで、知恵を絞るは一生懸命考えたり良い方法を見出そうとしたりすることです。

どちらも困難な問題を解決しようという時などに用いられます。

ただし、腐心するには心を痛めるという意味があり、知恵を絞るにはそういったニュアンスはありません。

知恵を絞るは、あれこれと考えを巡らせるというニュアンスが強いです。

「腐心する」の例文

・『彼は昼夜を問わず研究に腐心する生活を送っています』
・『イベントを成功させることと熱中症対策を行うことを両方とも実現させるため腐心しています』

「知恵を絞る」の例文

・『3人で知恵を絞れば、きっと解決策が見つかるでしょう』
・『明日までに何とか間に合わせようと無い知恵を絞ります』

まとめ

腐心するはある物事を成し遂げるために心を砕いたり心を悩ませたりすることをいいます。

それに対して知恵を絞るは、あれこれを一生懸命考えたり上手くいくように最善の方法を見出そうと努力したりすることを表しています。

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