この記事では、「ターゲット層」と「対象」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ターゲット層」とは?
年齢や住む地域が対象となる人のことを「ターゲット層」【ターゲットそう】といいます。
自社の新商品を開発するとき、どの年代を対象とした物作りをすればより売れるかに焦点を当てて取り組むのです。
例えば、30代の女性に焦点を当てて絞れば、肌にハリを与える美容機器を開発し、売れそうな色や形を取り入れて作ります。
専門的には、4歳から12歳はC層の子供、13歳以上20歳未満の若者をT層といった層に分けるわけです。
「対象」とは?
調査する上で、どのような人から意見を集めたいかに絞って、意見を集める相手を「対象」【たいしょう】といいます。
目的に合う人達であれば「対象」となり、その人達から貴重な意見を集めて商品開発に使い、より販売数を増やすのです。
「大学生を対象とする問題」といえば、若い人が答えやすいと伝えます。
前に投げられたものという意味がある“objectum”と書いて(オブイェクトゥム)と読むラテン語からきている言葉です。
「ターゲット層」と「対象」の違い
ここでは「ターゲット層」と「対象」の違いを、分かりやすく解説します。
販売戦略において必要になるデータを集めるため年代や性別といったもので分けて、「ターゲット層」からアンケートを取って把握するのです。
男性という意味があるManのMと表し、35から49歳までを2としてM2層に分けられます。
もう一方の「対象」は初心者や興味を持つ人が当てはまる人を指す言葉です。
「彼は投票できる対象だ」というように、目的に合う人であると伝えられます。
「ターゲット層」の例文
・『住居場所によりターゲット層を絞れば売れる商品が見える』
・『価格を設定するときはターゲット層を考える工夫が必要だ』
「対象」の例文
・『給湯器を購入するため補助の対象になる条件を調べた』
・『脱毛機で毛抜き体験していない男性が対象となる』
まとめ
意味が似た言葉ではありますが、カタカナか日本語の違いがあります。
この点に目を向ければ、どのように使うか分かってくるでしょう。
