「身近」と「親しい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「身近」と「親しい」の違いとは?違い

「身近」「親しい」は双方とも人との関係や親密度に関連する言葉ですが、それぞれ意味の違いなどはあるのでしょうか。

この記事では、「身近」「親しい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「身近」とは?

「身近」は、「身体」「自分」を示す「身」と、「距離が近い」「時間が近い」などを示す「近」が組み合わさった熟語で、「自分の身体の近く」「自分の身体に近い場所や物事」という意味があります。

また、「自らと深い関係にあること」といった意味も持ち合わせています。


「親しい」とは?

「親しい」「仲が良い」「血筋が近い」といった意味がある言葉です。

そのほか、「馴染み深い」という意味で使われることもあります。

「親」「父親と母親」「親」を表す漢字ですが、「睦ましい」という意味も含まれています。


「身近」と「親しい」の違い

「身近」「親しい」の違いを分かりやすく解説します。

「身近」には主に2つの意味があります。

1つ目は「自分の身体の近く」という意味で、身の回りにあることや、近くて働きかけやすいことを示します。

2つ目は「自らと深い関係にあること」で、親密な人や物事に対して用いられます。

一方、「親しい」には3つの意味があります。

1つ目は「仲が良い」という意味で、打ち解けている人や懇意にしている人との関係性を表します。

2つ目は「血筋が近い」ことで、血縁が近い親族を示します。

3つ目は「馴染み深い」という意味で、常に接していて良く知っている物事、愛着がある物事に対して使用されます。

「身近」の例文

「身近」は、自分の身体に近いこと、深い関係にある人や物事を示す場面で使われます。

「身近に〜する」「身近な〜」のように使用するのが一般的です。

・『いつでも勉強できるようにテキストを身近に置いている』
・『彼は私にとって大変身近な存在です』

「親しい」の例文

「親しい」は仲が良いことや血縁が近いこと、馴染み深い物事を表現するシーンで使用します。

なお、現在は「血縁が近い」という意味で用いる機会はあまりないようです。

・『週末は親しい友人と買い物に行きます』
・『結婚式では親しい縁者が集まった』
・『レストランで食事していると、耳に親しい音楽が聞こえてきた』

まとめ

「身近」「自分の身体の近く」「自分と深い関係にあること」を示し、「親しい」「仲が良いこと」「血縁が近いこと」「馴染み深い物事」を示します。

人やものとの関係性を表現する時に使ってみましょう。

ぜひ言葉の知識を深める参考にしてください。

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