この記事では、「伐採」と「剪定」の違いを分かりやすく説明していきます。
「伐採」とは?
「伐採」は「ばっさい」と読みます。
意味は「立っている一本の樹木を、根元から切ること」です。
林業の場合は、材木を加工する為に行われ、自治体によるものは、街の開発や整備の為に行われます。
「伐採」の言葉の使い方
「伐採」は名詞として「伐採する・した」「森林伐採」などと使われます。
「伐」は「刃物で木などをきる」という意味、「採」は「と(る)」とも読み「選び取る」という意味、「伐採」で「木を選び刃物で切り出すこと」になります。
基本的に、木を切り出す作業を表す言葉です。
「剪定」とは?
「剪定」は「せんてい」と読みます。
意味は「樹木の生長を促したり、形を整える為に、枝の一部を切り取ること」という意味です。
木の枝を切り取ることで、見た目をスッキリさせたり、害虫の発生を抑制します。
また、木の生育が良くなり、質の良い実がなる効果もあります。
「剪定」の言葉の使い方
「剪定」は名詞として「剪定する・した」「剪定作業」などと使われます。
「剪」は「切り揃える」という意味、「定」は「さだめる」「決める」という意味、「剪定」で「木の枝を切り揃えて整えること」になります。
基本的に、樹木の根元ではなく、枝を切ることに使われます。
「伐採」と「剪定」の違い
「伐採」は「木を選び刃物で切り出すこと」です。
「剪定」は「木の枝を切り揃えて整えること」です。
「伐採」の例文
「伐採」の例文は以下の通りです。
・『森林で伐採した後に植樹する』
・『町開発の為に公園の木を伐採する』
「剪定」の例文
「剪定」の例文は以下の通りです。
・『職人に頼んで庭木を剪定してもらう』
・『街路樹の枝が伸びすぎたので剪定する』
まとめ
今回は「伐採」と「剪定」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。